帰国に際しての情報
平成31年2月19日
日本に帰国が決まったら、何をすればいいのだろう。このページでは、お役に立ちそうな情報やホームページアドレスをご紹介いたします。
いまからできること
- 学校関係の書類の保管
- 帰国に備えて「帰国箱」をつくり、普段から学校関係と医療関係に分けて必要書類を分けて保管しておくと便利。
- 学校関係
成績表、賞状、レポート、学校関係のパンフレット等 - 医療関係
予防接種の記録、健康診断書、成長の記録、母子手帳等
- 帰国について家族で話をする
テーマは「帰国」だが、つまりは家庭の教育方針や家族の在り方についてみんなで考えるということ。子供の気持ちを把握する良い機会でもある。
「そろそろ帰国かな」若しくは帰国が決定したら
- 帰国に対する子供の不安を取り除こう。
日本の学校になじめない意外な落とし穴は「日本の常識」。日本の学校の様子などを話してあげるのも良いでしょう。 - 情報収集
インターネットを活用しよう。学校にもコンタクトをとろう。 - 方針の決定
帰国時期や学校についての方針を決定する。 - 思い出づくり
できれば家族旅行やお別れパーティーなどもしておきたい。
帰国直前から帰国後2週間
- 退学手続き、必要書類を揃える。
現在通っている学校に通知するとともに、日本の学校に編入するための書類を申請する。
日本で公立の学校に編入する場合の必要書類
〈現地校からの場合〉
成績証明、成績表、在学証明又はそれに類するもの〈日本人学校からの場合〉
転学書類一式:4点(在学証明書・指導要録の写し・健康診断票の写し・歯の検査票の写し)
教科書給与証明書
- 心のケア
帰国前後は忙しくなるが、できるだけ気持ちのゆとりを持って子供の心のケアを。 - 学校決定
納得できるまで学校訪問をしてから決める。早く学校に行かせなければと焦らず、子供の気持ちが落ち着いてから登校させる。 - 住居決定
場合によっては、学校を決めてから家を探すという方法もある。もちろん帰国直前直後の居場所の確保を忘れずに。 - 編入手続き
住民票と学校の手続きには帰国後2週間の猶予があるので、慌てる必要はない。新しい学校と住居が決まったら、前の学校に連絡しよう。
ワンポイント・アドバイス
- 成績表は、帰国編入時に必要。帰国後の学校がその子供を理解する手だてになるので必ず持って帰る。また、私立の場合は、編入試験に役立つこともある。
- 医療関係の記録は、編入時に必要になるほか、日本で医者にかかるときにも有用なので持病・既往症、アレルギーなどすべての記録を保管。できるだけ日本語に訳しておく。また、母子健康手帳を持っている場合は、引き続き自分で記録をつけておく。
- 必要書類と教科書は、必ず手荷物に入れて持ち帰る。
- 日本ではいろいろな手続きの際に印鑑が必要となるのでバックの中に「認印」を一つ入れておくことを忘れずに。
関連ホームページ
公立小・中学校について調べるのであれば、まずは各市区町村の教育委員会のホームページを探してみましょう。
私立学校を探すときは学校名で検索するとホームページにヒットします。
基本的情報の入手
- 海外子女教育振興財団(JOES)
- 学校説明会・相談会
このサイトのチェックは必須。基本的な情報はすべて網羅されているし、偏りのない安心情報がそろっている。電子メールを使っての教育相談も受け付けている。
- 文部科学省国際教育課(CLARINET)
日本政府としての公式サイトで、「CLARINET」は「海外子女・帰国児童生徒」の英語表記の略。帰国児童生徒数、国際教育課業務の紹介など各種情報提供を行っている。
地域特化の情報
- 全国海外子女教育・国際理解教育研究協議会(全海研)
日本人学校・補修授業校で勤務した教師を中心とする会。全国各地に支部があり、公立小・中学校の国際理解教育の中核となっている。