海外安全情報(平成31年1月~3月期)
令和元年5月6日
海外安全対策情報(平成31年1月~3月期)
1 社会・治安情勢
(1)社会,治安情勢に大きな変化はなく,安定的に推移している。
(2)3月24日、西豪州北部でサイクロンが発生した。陸地に上陸することはなかったものの、高潮により地方の学校が休校するなどの影響が出たが、このサイクロンによる大きな被害、また邦人被害はなかった。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)2019年1~3月期の総犯罪発生件数は71,562件で、前年(2018年)1月~3月と比べて1.2%減少した。
また、パース首都圏で西豪州全体の75.61%の犯罪が発生している状況に大きな変化はない。
(ア)薬物犯罪は西豪州において依然深刻な問題であり、当地紙によれば、先般、配水検査を行った結果,西豪州民のメタフェタミン(覚醒剤)使用率は豪州で一番高かったことが判明した。薬物は,暴行,窃盗など多くの犯罪増加にも繋がっており、逮捕者のうち薬物使用歴がある者は2019年現在で70%以上になっており,受刑者の10人に7~8人は薬物使用歴がある者だと言われている。
(イ)窃盗事件についても、以前として総犯罪件数の3分の1を占める犯罪であることに変わりはない。車上荒らしの報告も多く、車から離れる際は必ず施錠し、車内には貴重品はもとよりバッグ等も放置せず、外部から車内に物があると思わせないようにすることが重要である。さらに、駐車する場所を考え、明るい場所や見通しの良い場所、防犯カメラに撮影されている場所を選定し駐車するなど対策を取ることが重要である。
(2)19年1~3月の主な犯罪発生件数内訳
(前年同期比(18年1月~3月))
(ア)西豪州全体 (合計71,562件 (▲ 1.28%))
(1)家庭内暴行 5,163件 (+ 4.90%)
(2)家庭外暴行 3,176件 (+ 3.32%)
(3)脅迫 1,546件 (▲ 8.14%)
(4)住居侵入窃盗 6,181件 (▲ 4.64%)
(5)殺人 11件 (+10.00%)
(6)窃盗 22,031件 (▲ 0.69%)
(7)性犯罪 1,286件 (▲ 0.39%)
(8)麻薬 7,012件 (▲ 8.56%)
(9)詐欺 7,499件 (▲ 3.01%)
(イ)パース首都圏(合計54,108件 (+ 6.72%))
(1)家庭内暴行 3,115件 (+ 6.53%)
(2)家庭外暴行 2,262件 (+ 0.49%)
(3)脅迫 1,020件 (▲13.78%)
(4)住居侵入窃盗 4,542件 (▲ 7.93%)
(5)殺人 5件 (▲16.67%)
(6)窃盗 18,450件 (▲ 1.72%)
(7)性犯罪 987件 (+ 2.60%)
(8)麻薬 4,685件 (▲11.10%)
(9)詐欺 6,797件 (▲ 5.24%)
(3)邦人被害事案
特異な事件は報告されていない。
日本政府が、2019年6月末をもってIWC・国際捕鯨取締条約等から脱退することを受け、今後本件に関する抗議活動が行われる可能性もあるので、引き続き当地治安当局とも連絡を密にし、何らかの情報を受けた場合は、速やかに在留邦人への情報提供を行う。
3 テロ・爆弾事件発生状況
1月上旬に豪州東海岸の各国領事館に不審な郵便物が送付された事件が発生した(犯人はすでに逮捕されている)が、西豪州では同様の事案はなかった。
なお、2019年4月にはCurrambine駅(パース市中心部から北に約30km)のホームにて、45歳の男性容疑者が雑な作りの即席爆弾装置を設置し逃走するという事件が発生した。同容疑者は翌日Northbridgeにて逮捕されたが、引き続きこうした単独犯による突発的なテロや爆弾事件に注意を要する。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
特異な事件は報告されていない。
5 日本企業の安全に関わる諸問題
当地では一般的に対日感情は良好であり,現在までのところ日本企業にとって安全面で脅威になる問題は認められない。
上記2(3)のとおり、当地日本企業の安全に関わるような抗議活動等情報を受けた場合は、速やかに情報提供を行う。
1 社会・治安情勢
(1)社会,治安情勢に大きな変化はなく,安定的に推移している。
(2)3月24日、西豪州北部でサイクロンが発生した。陸地に上陸することはなかったものの、高潮により地方の学校が休校するなどの影響が出たが、このサイクロンによる大きな被害、また邦人被害はなかった。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)2019年1~3月期の総犯罪発生件数は71,562件で、前年(2018年)1月~3月と比べて1.2%減少した。
また、パース首都圏で西豪州全体の75.61%の犯罪が発生している状況に大きな変化はない。
(ア)薬物犯罪は西豪州において依然深刻な問題であり、当地紙によれば、先般、配水検査を行った結果,西豪州民のメタフェタミン(覚醒剤)使用率は豪州で一番高かったことが判明した。薬物は,暴行,窃盗など多くの犯罪増加にも繋がっており、逮捕者のうち薬物使用歴がある者は2019年現在で70%以上になっており,受刑者の10人に7~8人は薬物使用歴がある者だと言われている。
(イ)窃盗事件についても、以前として総犯罪件数の3分の1を占める犯罪であることに変わりはない。車上荒らしの報告も多く、車から離れる際は必ず施錠し、車内には貴重品はもとよりバッグ等も放置せず、外部から車内に物があると思わせないようにすることが重要である。さらに、駐車する場所を考え、明るい場所や見通しの良い場所、防犯カメラに撮影されている場所を選定し駐車するなど対策を取ることが重要である。
(2)19年1~3月の主な犯罪発生件数内訳
(前年同期比(18年1月~3月))
(ア)西豪州全体 (合計71,562件 (▲ 1.28%))
(1)家庭内暴行 5,163件 (+ 4.90%)
(2)家庭外暴行 3,176件 (+ 3.32%)
(3)脅迫 1,546件 (▲ 8.14%)
(4)住居侵入窃盗 6,181件 (▲ 4.64%)
(5)殺人 11件 (+10.00%)
(6)窃盗 22,031件 (▲ 0.69%)
(7)性犯罪 1,286件 (▲ 0.39%)
(8)麻薬 7,012件 (▲ 8.56%)
(9)詐欺 7,499件 (▲ 3.01%)
(イ)パース首都圏(合計54,108件 (+ 6.72%))
(1)家庭内暴行 3,115件 (+ 6.53%)
(2)家庭外暴行 2,262件 (+ 0.49%)
(3)脅迫 1,020件 (▲13.78%)
(4)住居侵入窃盗 4,542件 (▲ 7.93%)
(5)殺人 5件 (▲16.67%)
(6)窃盗 18,450件 (▲ 1.72%)
(7)性犯罪 987件 (+ 2.60%)
(8)麻薬 4,685件 (▲11.10%)
(9)詐欺 6,797件 (▲ 5.24%)
(3)邦人被害事案
特異な事件は報告されていない。
日本政府が、2019年6月末をもってIWC・国際捕鯨取締条約等から脱退することを受け、今後本件に関する抗議活動が行われる可能性もあるので、引き続き当地治安当局とも連絡を密にし、何らかの情報を受けた場合は、速やかに在留邦人への情報提供を行う。
3 テロ・爆弾事件発生状況
1月上旬に豪州東海岸の各国領事館に不審な郵便物が送付された事件が発生した(犯人はすでに逮捕されている)が、西豪州では同様の事案はなかった。
なお、2019年4月にはCurrambine駅(パース市中心部から北に約30km)のホームにて、45歳の男性容疑者が雑な作りの即席爆弾装置を設置し逃走するという事件が発生した。同容疑者は翌日Northbridgeにて逮捕されたが、引き続きこうした単独犯による突発的なテロや爆弾事件に注意を要する。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
特異な事件は報告されていない。
5 日本企業の安全に関わる諸問題
当地では一般的に対日感情は良好であり,現在までのところ日本企業にとって安全面で脅威になる問題は認められない。
上記2(3)のとおり、当地日本企業の安全に関わるような抗議活動等情報を受けた場合は、速やかに情報提供を行う。