令和4年度天皇誕生日祝賀レセプションの開催(パース)
令和5年3月2日

パース発日本語マガジン「The Perth Express」に天皇誕生日祝賀レセプションの記事が掲載されました。
天皇陛下の63歳の御誕生日に際し、2月23日、総領事公邸で天皇誕生日祝賀レセプションを開催しました。本年のレセプションには、政界からマッガーワン西豪州首相を始め、キング連邦資源大臣、ローレンス連邦下院議員、コート元駐日大使(元西豪州首相)、メタム州自由党党首、経済界からフォレストFMG会長やロッドウェル西豪州商工会議所CEO等、姉妹都市関係ではゼンプラス・パース市長(鹿児島市)、マークス・ベルモント市長(足立区)、ハムブリン・ロッキンハム市長(赤穂市)、ジレット・ハーベイ町長(真岡市)をはじめ、約230名の参加を得ました。
内藤総領事から祝賀挨拶と乾杯を行った後、マッガーワン西豪州首相がスピーチと返礼の乾杯を行い、メタム州自由党党首がスピーチを行いました(挨拶概要は本ページ下部ご参照)。これに続き、当地和太鼓グループ太鼓音による和太鼓演奏を挟んで外務大臣表彰授賞式を行い、内藤総領事から西豪州盆栽協会会長であるダイアン・ブックアウト氏に表彰状を授与しました。昨年の岸田総理パース訪問後の進展もあり、盛況且つ笑顔の絶えない和やかな会となりました。
本レセプションでは、大澤公邸料理人を中心に当地日本料理店職人や当地日本酒ソムリエの力を得て、寿司、天ぷら、和牛ローストビーフ、鶏揚げ、西豪州産小麦を使用した手打ちうどん、やきとり、求肥入りさつまいも茶巾等の日本食、日本酒等の提供を通じて、日本食・食文化の魅力を発信しました。
この他、トヨタの水素燃料電池車MIRAI(ミライ)の展示のほか、福島県及び沖縄県の紹介ブースでは、桃ジュースや泡盛等の特産品の試飲・試食を通じての各県の情報提供を行いました。また、生け花草月による生け花、西豪州盆栽協会による盆栽の展示も行いました。出展・展示等いただいた企業・団体は以下のとおりです。ご協力ありがとうございました。
・生け花草月
・KANTA Japanese Kitchen
・Sake Master Japanese Beverage Consultant
・Shikisai Japanese Cooking Class
・太鼓音
・トヨタ自動車オーストラリア
・西豪州盆栽協会
・パース沖縄県人会
・パースふくしまの会
【祝賀挨拶概要】
●内藤総領事(挨拶文全文(英文)はこちら)
本2月23日に63才になられた天皇陛下のお誕生日をお祝い申し上げる。陛下は1970年代に豪州にご滞在され、豪州と特別なご縁をお持ちである。2022年は日本と西豪州のマイルストーンとなる年であった。岸田総理が訪問した西豪州には、重要性高まる日豪関係の重要要素、すなわち、エネルギー、鉱物資源、重要鉱物、脱炭素、安全保障協力が結晶のように集まっている。総理訪問で西豪州のプロファイルはさらに高まるなか、本年に入りマッガーワン州首相の訪日という素晴らしい進展があった。全日空の東京・パース直行便の10月末からの再開、JBICとの脱炭素事業も加えたMOU、ピルバラ港と姫路港のネットゼロ協力MOU等の成果があった。磯崎内閣官房副長官、西村経産大臣と再会され、パートナーシップを進めるため緊密に連携していくこととなった。マッガーワン首相は、日本と西豪州とのパートナーシップの有用性を再確認し、長期にわたり関係を前に進めるビジョンを示されたことに謝意を表する。こうした進展は、日本人と西豪州の人々との長年の努力により構築された友好関係と相互の信頼により支えられている。西豪州には11の姉妹都市関係があり、コロナ後の交流活動が活性化されつつある。さらに文化面関連では、日本文化の普及を通じて日豪の友好関係の強化に顕著な功績のあった西豪州盆栽協会に対し、外務大臣表彰を転達する。日豪両国は、法に基づく秩序と民主的価値という基本原則において同じ立場にある。本年、両国は、力による支配を許さず、法に基づく秩序と民主的価値を守るため、人類のために平和と繁栄の実現に尽力する。豪州はクアッドの議長国、日本はG7首脳会合を開催するため、お互い主導権を発揮していく立場にある。
●マッガーワン西豪州首相
天皇陛下の誕生日にあたり心より祝意を申し伝える。また素晴らしい総領事公邸は、かつて第5代西豪州首相の公邸であったと承知するが、私も住みたいほどでありお招きに感謝する。多数のゲストをお招き頂き、今日はまるで西豪州議会がそのまま移動したようだ。昨年10月の岸田総理の来訪は素晴らしかった。岸田総理とお会いし、大変人間味のある方で様々な話をさせて頂いた。オーストラリア式の歓迎にも満足いただけたと聞いており嬉しい。また、BHPのリチアム精練所視察のために自分の地元でもあるロッキンハムを訪問していただいたが、アルバニージー首相を含め2人の首相をお迎えしての車列警護走行であったため、普段1時間以上かかる道が最速の20分で到着した。内藤総領事のご指摘のとおり、1月に訪日した。経験したことのない寒さであった。磯崎内閣官房副長官や西村経産大臣にも再開してパートナーシップの強化につき合意した。ANAの井上社長には10月に再開後の直行便で来ていただけるようお招きした。再開便第1号に誰が乗るか帰国後に相談しているが、自分自身が乗りたいと考えている。今回の訪日には大きな成果があり、アレンジを頂いた関係者に感謝する。またトヨタのご厚意で、本日公邸に到着してすぐにトヨタのミライを運転させていただいた。素晴らしい車であり、気を良くして丁度加速してスピードを上げたところでスピードカメラがあった。(笑いながら)大丈夫だったと思うが、トヨタの方でよろしく対応をお願いしたい。長期にわたり築かれた日本との友好関係に支えられたパートナーシップは極めて重要であり、水素等のエネルギーを含め協力してゆきたい。
天皇陛下の63歳の御誕生日に際し、2月23日、総領事公邸で天皇誕生日祝賀レセプションを開催しました。本年のレセプションには、政界からマッガーワン西豪州首相を始め、キング連邦資源大臣、ローレンス連邦下院議員、コート元駐日大使(元西豪州首相)、メタム州自由党党首、経済界からフォレストFMG会長やロッドウェル西豪州商工会議所CEO等、姉妹都市関係ではゼンプラス・パース市長(鹿児島市)、マークス・ベルモント市長(足立区)、ハムブリン・ロッキンハム市長(赤穂市)、ジレット・ハーベイ町長(真岡市)をはじめ、約230名の参加を得ました。
内藤総領事から祝賀挨拶と乾杯を行った後、マッガーワン西豪州首相がスピーチと返礼の乾杯を行い、メタム州自由党党首がスピーチを行いました(挨拶概要は本ページ下部ご参照)。これに続き、当地和太鼓グループ太鼓音による和太鼓演奏を挟んで外務大臣表彰授賞式を行い、内藤総領事から西豪州盆栽協会会長であるダイアン・ブックアウト氏に表彰状を授与しました。昨年の岸田総理パース訪問後の進展もあり、盛況且つ笑顔の絶えない和やかな会となりました。
本レセプションでは、大澤公邸料理人を中心に当地日本料理店職人や当地日本酒ソムリエの力を得て、寿司、天ぷら、和牛ローストビーフ、鶏揚げ、西豪州産小麦を使用した手打ちうどん、やきとり、求肥入りさつまいも茶巾等の日本食、日本酒等の提供を通じて、日本食・食文化の魅力を発信しました。
この他、トヨタの水素燃料電池車MIRAI(ミライ)の展示のほか、福島県及び沖縄県の紹介ブースでは、桃ジュースや泡盛等の特産品の試飲・試食を通じての各県の情報提供を行いました。また、生け花草月による生け花、西豪州盆栽協会による盆栽の展示も行いました。出展・展示等いただいた企業・団体は以下のとおりです。ご協力ありがとうございました。
・生け花草月
・KANTA Japanese Kitchen
・Sake Master Japanese Beverage Consultant
・Shikisai Japanese Cooking Class
・太鼓音
・トヨタ自動車オーストラリア
・西豪州盆栽協会
・パース沖縄県人会
・パースふくしまの会
【祝賀挨拶概要】
●内藤総領事(挨拶文全文(英文)はこちら)
本2月23日に63才になられた天皇陛下のお誕生日をお祝い申し上げる。陛下は1970年代に豪州にご滞在され、豪州と特別なご縁をお持ちである。2022年は日本と西豪州のマイルストーンとなる年であった。岸田総理が訪問した西豪州には、重要性高まる日豪関係の重要要素、すなわち、エネルギー、鉱物資源、重要鉱物、脱炭素、安全保障協力が結晶のように集まっている。総理訪問で西豪州のプロファイルはさらに高まるなか、本年に入りマッガーワン州首相の訪日という素晴らしい進展があった。全日空の東京・パース直行便の10月末からの再開、JBICとの脱炭素事業も加えたMOU、ピルバラ港と姫路港のネットゼロ協力MOU等の成果があった。磯崎内閣官房副長官、西村経産大臣と再会され、パートナーシップを進めるため緊密に連携していくこととなった。マッガーワン首相は、日本と西豪州とのパートナーシップの有用性を再確認し、長期にわたり関係を前に進めるビジョンを示されたことに謝意を表する。こうした進展は、日本人と西豪州の人々との長年の努力により構築された友好関係と相互の信頼により支えられている。西豪州には11の姉妹都市関係があり、コロナ後の交流活動が活性化されつつある。さらに文化面関連では、日本文化の普及を通じて日豪の友好関係の強化に顕著な功績のあった西豪州盆栽協会に対し、外務大臣表彰を転達する。日豪両国は、法に基づく秩序と民主的価値という基本原則において同じ立場にある。本年、両国は、力による支配を許さず、法に基づく秩序と民主的価値を守るため、人類のために平和と繁栄の実現に尽力する。豪州はクアッドの議長国、日本はG7首脳会合を開催するため、お互い主導権を発揮していく立場にある。
●マッガーワン西豪州首相
天皇陛下の誕生日にあたり心より祝意を申し伝える。また素晴らしい総領事公邸は、かつて第5代西豪州首相の公邸であったと承知するが、私も住みたいほどでありお招きに感謝する。多数のゲストをお招き頂き、今日はまるで西豪州議会がそのまま移動したようだ。昨年10月の岸田総理の来訪は素晴らしかった。岸田総理とお会いし、大変人間味のある方で様々な話をさせて頂いた。オーストラリア式の歓迎にも満足いただけたと聞いており嬉しい。また、BHPのリチアム精練所視察のために自分の地元でもあるロッキンハムを訪問していただいたが、アルバニージー首相を含め2人の首相をお迎えしての車列警護走行であったため、普段1時間以上かかる道が最速の20分で到着した。内藤総領事のご指摘のとおり、1月に訪日した。経験したことのない寒さであった。磯崎内閣官房副長官や西村経産大臣にも再開してパートナーシップの強化につき合意した。ANAの井上社長には10月に再開後の直行便で来ていただけるようお招きした。再開便第1号に誰が乗るか帰国後に相談しているが、自分自身が乗りたいと考えている。今回の訪日には大きな成果があり、アレンジを頂いた関係者に感謝する。またトヨタのご厚意で、本日公邸に到着してすぐにトヨタのミライを運転させていただいた。素晴らしい車であり、気を良くして丁度加速してスピードを上げたところでスピードカメラがあった。(笑いながら)大丈夫だったと思うが、トヨタの方でよろしく対応をお願いしたい。長期にわたり築かれた日本との友好関係に支えられたパートナーシップは極めて重要であり、水素等のエネルギーを含め協力してゆきたい。

