2018年ブルーム真珠祭りの開催



8月25日から9月2日まで、ブルームにおいて真珠祭りが開催されました。ブルーム真珠祭りは今年で48年目を迎え、明治時代からブルームの真珠貝産業を支えてきた日本人潜水夫らによる日本人コミュニティの活動がきっかけとなり始まった日本との繋がりの深い、歴史あるお祭りです。今回当館及び日本企業が参加した行事は以下の通りです。
1.真珠ハーベストパーティ(8月30日)
総領事館の文化事業で派遣した和太鼓グループTaiko On(太鼓音)による和太
鼓演奏が行われました。和太鼓と篠笛といった日本の伝統楽器に加え、オーストラリア先住民アボリジニの伝統楽器であるディジュリドゥも用い、豪快な太鼓の間を篠笛の音色が縫うように奏でられ、聴衆は約1時間に及ぶ和太鼓演奏を楽しみました。
2.セント・メアリーズ・カレッジでの邦楽デモンストレーション(8月31日)
太鼓音はセント・メアリーズ・カレッジにおいても和太鼓演奏を行い、生徒達に太鼓を叩く実演も指導しながら、日本の伝統音楽を楽しみました。同校はブルームと姉妹都市である和歌山県太地町との間で学生交流を10年にわたり続けています。
3.ランタン・フェスティバル(灯籠流し)(8月31日)
元真珠潜水夫関係者が出席する中、日本とブルームの関係の歴史が紹介さ
れ、ブルーム在住日本人アーティスト作成の灯籠を太鼓音の演奏に合わせて流しました。
4.INPEX社主催行事(8月31日)
INPEX社よりイクシス・プロジェクトの概要及び生産開始の説明と共に、地元への謝意が述べられました。プライス連邦環境大臣からはこのプロジェクトは豪州経済にとり重要であると共に、地元の雇用を生んでいることに謝意が述べられました。