第62回日豪経済会議

令和7年10月23日
加藤経済産業大臣政務官のパース訪問 (経済産業省ウェブサイト)
加藤経済産業大臣政務官のパース訪問 (経済産業省ウェブサイト)
10月5日から7日にかけて、パースにおいて第62回日豪経済会議が開催されました。パースでの開催は2008年以来、実に17年ぶりでした。

この会議に合わせて、加藤明良経済産業大臣政務官および熊谷俊人千葉県知事がパースを訪問しました。
 
1.第62回日豪経済会議(10月5日~7日)

日豪経済会議は、日本と豪州の経済関係の強化を目的とした重要な会議で、両国の財界トップや政府高官が一堂に会し、経済、貿易、投資、安全保障、環境などの幅広いテーマについて議論します。この会議は、毎年交互に日本と豪州で開催され、今年はパースで行われました。

日本及び豪州から約700名が参加し、「激動と混迷の時代を乗り越えて」をテーマに、世界の経済、政治、安全保障環境が急激に変化する中、両国の協力のあり方が議論されました。共同声明では、防衛産業、エネルギー安全保障、脱炭素化、重要鉱物分野などにおける日本と豪州のさらなる連携について確認されました。また、翌2026年の日豪友好協力基本条約署名50周年を機に、あらゆる分野での交流を促進することにより相互協力を強化すると表明されました。

日本からは加藤明良経済産業大臣政務官、熊谷俊人千葉県知事、鈴木量博豪大使、広瀬道明日豪経済委員会委員長、豪州からは、マデレイン・キング連邦資源・北部豪州大臣、ロジャー・クック西豪州首相、デヴィット・マイケル西豪州鉱物・石油・財政・選挙・ゴールドフィールド・エスペランス地域担当大臣、ジャスティン・ヘイハースト駐日大使、ピーター・グレイ豪日経済委員会委員長も参加しました。

閉会式では、熊谷千葉県知事が挨拶を行い、来年の日豪経済会議は千葉で開催されることを発表しました。


2.加藤経済産業大臣政務官のパース訪問(10月5日・6日)

第62回日豪経済会議に出席し、基調講演にて、日豪関係の更なる深化に向けて、重要鉱物等に関する包括的サプライチェーン協力を含む3つの視点を示すとともに、期間中、キング連邦資源・北部豪州大臣、クック西豪州首相と意見交換を行いました。
熊谷千葉県知事のパース訪問 (写真提供:千葉県)
熊谷千葉県知事のパース訪問 (写真提供:千葉県)
3.熊谷千葉県知事のパース訪問(10月5日~8日)

(1)  クリス・ドーソン西豪州総督への表敬訪問及びクック州首相との会談
第63回日豪経済会議の開催地である千葉の魅力をアピールするとともに、来県を呼びかけました。
Reception
Reception
(2) レセプション
総領事公邸にて、熊谷千葉県知事のパース訪問を歓迎し、レセプションを開催いたしました。
Reception
Reception
このレセプションには、ドーソン西豪州総督、マイケル州鉱物等担当大臣、ヘイハースト駐日豪大使、グレイ豪日経済委員会委員長、鈴木駐豪大使、広瀬日豪経済委員会委員長をはじめ、日本及び豪州の企業関係者など多数の方々にご参加いただきました。

この場を通じて、西豪州と日本の官民の関係者の交流が一層促進される貴重な機会となりました。

レセプションの冒頭では、狩俣総領事が挨拶を行い、第62回日豪経済会議の成功を称賛するとともに、日・西豪州の関係がさらに深まることへの期待を述べました。

続いて、ドーソン西豪州総督が挨拶を行い、日・西豪州の経済的結びつきの強さとその重要性に触れ、友好関係を今後ますます深めていきたいとの意志を表明されました。
Reception
熊谷千葉県知事からは、来年の開催地が千葉県であることに言及しつつ、千葉県は、日本最大の港を有し、日本の成長を支える産業・物流の拠点となっていることなど述べられました。さらに、千葉県の日本酒を用いて乾杯を行い、千葉県の魅力を存分に紹介する機会となりました。