内藤総領事のブルーム訪問(第54回真珠祭り等)

令和6年8月29日
Broome Shinju Matsuri
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Broome Shinju Matsuri
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8月23~26日、内藤総領事は第54回真珠祭り開催にあわせてブルームを訪問しました。

•真珠祭りは元々1970年以前に当時のブルーム日本人コミュニティの間で開始され、お盆のシーズンに先祖の霊を迎える祭りでしたが、時代とともにブルームを代表する多文化の祭りに発展し、大勢の観光客も参加するようになっております。今年は8月17日~9月1日まで2週間にかけて様々なイベントが開催されました(灯籠流しイベントにおける総領事の挨拶はこちらから)。

•本年の真珠祭りでは、西豪州パースを拠点とする和太鼓演奏グループ「太鼓音」が参加し、和太鼓、篠笛の演奏や剣道の演武を行いました。観客の参加を促すインタラクティブなセッションや、日没時の灯籠流しに合わせた演奏は、ブルームの地元の方々に高く評価されました。

•昨年の再開に続き、ブルーム町と和歌山県太地町の姉妹都市交流は本年も行われました。4月にはブルーム町の学生(セント・メアリー校)12名を含むミッチェル町長をはじめとするブルーム町代表団が太地町を訪問し、8月初旬には太地町から学生団がブルーム町を訪問しました。内藤総領事との面談において同ブルーム町長より、太地町では大変温かく迎えられ、歴史的な繋がりを再認識する機会となり、また、8月には一行を温かく歓迎した様子を伺いました(セント・メアリー校との間での交流活動の様子はこちらをご覧ください)。
 
•今次訪問中に、日系人コミュニティの皆さんとともに日本人墓地の清掃を行い、献花を行いました。また、こうしたブルームと日本との特別な歴史と今の日本と豪州の関係についてラジオインタビューを行い、日本を身近に感じてもらいました。
 
(参考)
ブルームには1890年頃に真珠採取の潜水士として和歌山県等から移住した日系人コミュニティがあります。一時は2000名を越えた日本人社会が様々な困難を乗り越え、地域に貢献し、二つの祖国の架け橋となっていた歴史があり、後に渡来した西豪州の日本人社会をはじめ、後の友好関係の発展を支える大切な示唆となりました。
 
Broome
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Broome Shinju Matsuri
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Broome Japanese Cemetery Cleanup
Broome Japanese Cemetery