東急株式会社子会社が事業参画し開発を進めているヤンチェップ地区まで鉄道が開通しました。
令和6年7月14日

7月14日、東急株式会社が子会社を通じ合弁事業で開発を進めているヤンチェップ地区(パースから北方約53キロ)への鉄道延伸のための建設工事が完工し、ヤンチェップ駅の開設式典が行われました。2019年に開始した西豪州政府と連邦政府によるジュンダラップ以北の鉄道工事が完成し、3つの駅が新設され、パース駅から終点ヤンチェップ駅まで電車で49分となりました。本年は東急株式会社が1974年にヤンチェップ開発に参画して50周年の節目の年になります。


ヤンチェップ開発で目指す「クリーン・グリーン・サステイナブル・シティ」のコンセプトは、質の高い住宅環境、コミュニティ、ウェルネス、地産地消の農業、教育施設の誘致、脱炭素社会建設を有機的に結びつけた街づくりで、現在ヤンチェップ地区に2万人が居住しています。今後、隣接地域を含め15万人の定住人口を目指しています。鉄道延伸で開発が加速し、豪州の住宅不足解消にも貢献することが期待されています。


14日のヤンチェップ駅開設式典には、堀江正博東急株式会社取締役社長が内藤総領事とともに出席し、クック西豪州首相、サフィオティ副首相兼財務・運輸・観光大臣、クイグリー選挙関連大臣兼検事総長法務大臣、ジン・アン ヤンチェップ・サン・シティ(東急子会社)取締役社長兼ヤンチェップビーチ・ジョイントベンチャー(東急子会社出資合弁事業体)CEO等とともにヤンチェップ線初便に搭乗し、ヤンチェップまでの鉄道延伸の成果を祝いました。クック西豪州首相より堀江取締役社長およびジン・アンCEOに対し、半世紀にわたる貢献に感謝の言葉が述べられました。