内藤総領事のブルーム訪問(第53回真珠祭り等)

令和5年9月18日
真珠祭り
真珠祭り
9月2~4日、内藤総領事は第53回真珠祭り開催にあわせて津軽三味線奏者・只野徳子さんとともにブルームを訪問しました。
 
  • 真珠祭りは元々1970年以前に当時のブルーム日本人コミュニティの間で開始され、お盆のシーズンに先祖の霊を迎える祭りでしたが、時代とともにブルームを代表する多文化の祭りに発展し、多数の観光客も参加するようになっております。今年は8月26日~9月10日まで2週間にかけて様々なイベントが開催されました(灯籠流しイベントにおける総領事の挨拶はこちらから)。
 
  • 本年の真珠祭りでは、豪州アデレードに居住する三味線奏者の只野徳子さんが津軽三味線、民謡、太鼓の演奏を行いました。只野さんが16年前に真珠祭りに参加した際に作曲したブルームをテーマとした曲「月への階段」を含め演奏は、ブルームの地元の方々に高く評価されました。
 
  • ブルーム町と和歌山県太地町の姉妹都市交流も再開しました。8月下旬の約1週間、太地町から11名の高校生と3名の職員がブルーム町を訪問しました。内藤総領事が面談したクリス・ブルーム副町長からは、ブルーム町側が待ち望んでいた交流の再開で、一行を温かく歓迎した様子を伺いました(セント・メアリー校との間での交流活動の様子はこちらをご覧ください)。
 
  • 今次訪問中に、日系人コミュニティの皆さんとともに日本人墓地の清掃を行い、献花を行いました。
 
(参考)
ブルームには1890年頃に真珠採取の潜水士として和歌山県等から移住した日系人コミュニティがあります。様々な困難を乗り越え、二つの祖国の架け橋となっていた経緯は西豪州の日本人社会をはじめ、後の友好団体の発展を支える示唆となりました。
真珠祭り
真珠祭り