豪首相府発表:「世界に再開するための次のステップ(NEXT STEPS TO REOPEN TO THE WORLD)」(COVID-19関連)

令和3年10月4日
10月1日、モリソン首相は各担当大臣との連名で「世界に再開するための次のステップ(NEXT STEPS TO REOPEN TO THE WORLD)」と題したメディア・リリースを発表しましたので、概要をお伝えします(段落は当館にて適宜付したもの)。
 詳細及び原文は下記リンク先をご覧ください。
 https://www.pm.gov.au/media/next-steps-reopen-world
 
1 NSW州とSA州における試行プログラムを受け、ワクチンを完全接種した豪州市民と永住者に対し、入国後、(従来の14日間の指定施設隔離に代えて)7日間の自宅隔離措置を、今後準備の出来た他州・準州へと展開する。この自宅隔離措置は11月に開始されることを期待する。
 
2 国家計画に従い、段階Bでワクチン未接種の入国者の人数制限(キャップ)は以前(半減前)の水準に戻る。州・準州と協力して、ワクチン接種を受けた豪州人の全ての渡航人数制限(キャップ)を解消するべく検討を進める。
 
3 11月にかかる変更が行われれば、完全にワクチン接種を受け、かつ、他国の国境制限が許す限りにおいて、コロナに関連する現在の渡航制限は撤廃され、豪州人は他の渡航勧告や制限の下で外国に渡航することができるようになる。また、安全が確保できる場合には、NZなどの特定の国と完全に隔離のない渡航に向けて取り組む。
 
4 検査は引き続き海外渡航の要件になるものと予想されるが、更なる医学的助言を条件として、早期抗原検査(Rapid Antigen Tests)が使用されるかもしれない。
 
5 政府は、TGAの「認められたワクチン(recognised vaccine)」を接種した場合に、人々がワクチン接種状況を提示できるようにするためのプロセスを今後数週間で最終決定する。海外で完全にワクチン接種を受けた人々が豪州に来訪するのを不必要に妨げることなく、豪州人の安全を確保する必要がある。
 
6 TGAが、既に認可及び登録しているファイザー、アストラゼネカ、モデルナ、ジョンソン & ジョンソンに加え、シノバック及びコビシールドは「認められたワクチン」と見なされるべきであると政府へ助言した。
 
7 今後数週間で、保健大臣は、豪州を通常の状態に戻し、安全に国を再開する国家計画を進めるにあたり、完全にワクチン接種された豪州旅行者のため、「バイオセキュリティ緊急法(the Biosecurity Act Emergency)」決定の更新を検討する。