ポート・ヘッドランド空爆75周年式典への平山総領事の出席


2017年7月
在パース総領事館

 

7月30日、ポート・ヘッドランドにおいて旧日本軍によるポート・ヘッドランド空爆75周年記念関連行事が行われ、平山達夫在パース総領事が出席しました。ポート・ヘッドランド空爆記念式典に日本政府の代表が招待されたのは今回が初めてです。

1. 空爆75周年記念関連行事 7月30日午前11時半から約1時間、ポート・ヘッドランド空港駐車場近くの記念碑前で行われた式典には、ブランコ市長、ペンツ同助役、ミッシェル州下院議員(ピルバラ選挙区)、パーブス国防軍ピルバラ部隊長、エドワーズPH空港グループ社長(元州法務大臣)、ミドルトンRSL・PH支部長、平山総領事、一般市民など合計約50人が出席しました。 平山総領事はスピーチの中で、日本は戦争の犠牲者に衷心からの哀悼の意を表明する、ポート・ヘッドランド等豪州に与えた計り知れない損害と苦痛を忘れない、戦争の悲劇を繰り返さないことを誓っている、戦後は日本と西豪州は相互互恵の関係を築いており、ポート・ヘッドランドとの関係も強化していきたいと述べました。

2. ポート・ヘッドランド視察  平山総領事はポート・ヘッドランド滞在中、以下の日本と関係のあるところを視察しました。 (1) ポート・ヘッドランド開拓者墓地  1912年から68年まで使用されていたこの墓地には、明治時代以降ポート・ヘッドランドで亡くなった日本人のお墓が約20あります。 (2) サウス・ヘッドランド発電所  トランスアルタ社が保有するこのガス発電所には、日本企業のIHIがガスタービンなどの建設に参加しました。発電所は先月完成し、商業運転を開始しています。 (3) BHP鉄鉱石輸出港湾施設  ポート・ヘッドランドは世界最大の鉄鉱石輸出港として、年間約500万トンの鉄鉱石を日本を含め世界に輸出しています。中でもBHPは大きな輸出量を誇っています。

 

 

平山総領事スピーチ

献花

 

ポート・ヘッドランド開拓者墓地

サウス・ヘッドランド発電所

 

 

 

ポート・ヘッドランド港での鉄鉱石積み込み