砕氷艦「しらせ」のフリーマントル港寄港


   2016年12月
在パース日本国総領事館

 

 

11月27日~12月2日、砕氷艦「しらせ」がフリーマントル港に寄港しました。寄港中、「しらせ」は食糧や燃料の補給を行い、また11月28日には第58次南極観測隊約80名が乗艦し、南極の昭和基地に向かう最終的な準備を行いました。寄港中にて、大鋸艦長、本吉観測隊長は、フリーマントル市、スターリング海軍基地司令を表敬訪問すると共に、12月1日には、「しらせ」艦上においてレセプションが行われ、マイケル・サンダース西豪州議会下院議長、デラモント・スターリング海軍基地司令を始めとして日・豪の関係者約180人が参加しました。

「しらせ」は12月2日にはフリーマントル港を出港し、昭和基地に向かいました。昭和基地は2017年1月29日に開設60周年を迎えます。今回の南極観測でも地球の過去と未来についての新たな発見が期待されます。

なお、「しらせ」は前回の航海中の2016年3月、南極のモーソン基地で孤立していたオーストラリア政府の砕氷船「オーロラ・オーストラリス」の観測隊員ら66人を無事救出し、ケーシー基地まで送り届けました。