新型インフルエンザに関する情報

 

2009年8月26日

在パース日本国総領事館

               

1.現在の流行状況

 豪連邦政府の発表によると、8月25日正午現在、豪州全体の感染確認者数は33,844名(死者132名)、 西オーストラリア州政府発表の同州内における感染確認者数は4,066名(死者20名)となっています。

 流行状況については報道等で最新の情報を入手するよう努めて下さい。

 

2.現在の感染対策フェーズは「PROTECT」

 6月17日より西オーストラリア州の新型インフルエンザ対策フェーズは「PROTECT」となりました。内容は次のとおりです。

(1)国際空港における体温検査、健康申告カード等の追加的検疫措置の停止。

(2)学校閉鎖や、感染拡大地域から帰還した児童・生徒の自宅待機措置の停止。

(3)症状の軽い患者には自宅で安静にすることを勧める。また、感染者と接触した人々に対して行っていた検疫措置を停止。

(4)病状が重篤となるリスクを持つグループ(妊婦、呼吸器疾患、心臓疾患、糖尿病、腎臓疾患、病的肥満及び免疫機能低下などの疾病を有する人々。)を対象とした医療を重点とする。

(5)連邦及び州が備蓄している抗ウイルス薬は、その患者の症状が中程度以上の場合、あるいは、重篤に至る可能性があると診断された患者に対してのみ供与する。

 

3.インフルエンザ症状が現れた場合

 インフルエンザ症状が現れた場合は、掛かり付けのGP又は最寄りの病院、あるいは連邦政府のホットライン(1802007)に電話で相談して下さい。

 また、在留邦人の方で、新型インフルエンザ感染疑いがあるとの診断を受けた方は、ご面倒でも当館領事部までご一報いただくようお願いします。

 なお、西オーストラリア州保健省は、インフルエンザの症状が現れた場合でも、症状が軽ければGPや病院で新型インフルエンザかどうかの検査や診療を受けに行く必要はなく、 病状が重篤となるリスクを持たない人であれば、殆どの場合は数日間自宅で静養することで回復していると発表しています。

 インフルエンザ症状が現れて医療機関で受診した結果、抗ウイルス薬を処方されない場合でも、慌てずに医師の助言に従って下さい。

 

4.感染予防

 日常の生活面においては以下の点に留意し、感染防止に努めてください。

(1)十分な水、食料の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。

(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐために、マスクを着用する。

(3)積極的に手洗いやうがいを行う。

(4)ウィルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手を触れない。

(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状が見られた場合には、掛かり付けのGP等に電話にて相談する。

 

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以上