新型インフルエンザに関する情報(西オーストラリア州の状況)

                                               

                       2009年6月5日
在パース日本国総領事館

 

1. 現在の流行状況
 6月5日現在、西オーストラリア州の感染確認者数は2名となっています。
最初の感染確認者は5月25日に発表され、現在では回復したとのことです。
2人目の感染確認者は6月1日に発表されました。同人はメルボルン旅行を経てパースに帰着した際に発見され、現在は自宅にて抗インフルエンザ薬の投与を受けているとのことです。
6月5日現在の豪州国内における感染確認者は合計1,006名となり、今後更に拡大する可能性がありますので、報道等で最新の情報を入手するよう努めて下さい。
なお、豪州国内の州別内訳は次のとおりです。
VIC:874、NSW:75、QLD:32、SA:9、TAS:6、ACT:5、NT:3、WA:2
2. 感染危険国・地域にビクトリア州が含まれました
   
   5月22日より、豪州政府は国内の感染対策フェーズは「CONTAIN」となっています。 
空港における水際対策に加え、感染封じ込めのための対策が実施されています。
西オーストラリア州では、5月25日より、感染危険国(*)から帰国したプライマリースクール及びセカンダリースクールの児童・生徒は、帰国後7日間登校せず、自宅で過ごすよう要請する旨の措置をとってきましたが、6月5日より、感染危険国にビクトリア州(VIC)を含めると発表しました。

(*)感染危険国・地域(6月5日現在、ビクトリア州、日本、米国、メキシコ、カナダ及びパナマ。対象国・地域は流行状況に応じて見直されますのでご注意下さい。)

なお、ビクトリア州では、6月2日より、感染対策フェーズを「CONTAIN」から「MODIFIED SUSTAIN」に引き上げました。

   
3. 海外からの帰国者(渡航者)が注意すること
   
   西オーストラリア州保健省では、海外からの帰国者に対し、帰国後一週間はインフルエンザの兆候がないか注意すること、及び、感染危険国からの帰国後7日以内にインフルエンザ様の症状が現れた場合は、職場、学校他公共の場所には出かけず、自宅療養をしながら、GPあるいは病院に電話にて相談するよう呼びかけています。
   
4. インフルエンザ症状が現れた場合
   
   まず掛かり付けのGP又は最寄りの病院に電話し、受診の必要性等について相談して下さい。
豪連邦政府ではホットライン(1802007)で新型インフルエンザに関する相談を受け付けています。
なお、在留邦人の方で、新型インフルエンザ感染疑いがあるとの診断を受けた方は、ご面倒でも当館領事部までご一報いただくようお願いします。
また、日常の生活面においては以下の点に留意し、感染防止に努めてください。
  (1) 十分な水、食料の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2) 外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐために、マスクを着用する。
(3) 積極的に手洗いやうがいを行う。
(4) ウィルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手を触れない。
(5) 発熱や咳などインフルエンザと似た症状が見られた場合には、迷わず掛かり付けのGP等に電話にて相談する。
   
5. 今後も当館より新型インフルエンザに関するお知らせを随時送信する予定ですので、御参照下さい。

 

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以上